未病という考え方

こんにちは
福岡の鍼灸院おるき、スタッフの田辺です。

東洋医学(漢方や鍼灸)の有用性が注目されるようになってきました。
そもそも、西洋医学と東洋医学の違いはなんでしょうか。

西洋医学と東洋医学の違い

西洋医学では病気の有無を判断する場合、血液検査をしたり、レントゲン撮影をしたりして、そこから得られた検査結果によって病気かどうか判断をします。

一方、東洋医学には「未病」という考え方があります。
これは病気がまだ表面化していない状態のことを言い、数値や画像などに異常は現れていないが、なんとなく調子が悪く、まだ病気とは言えない状態のことをさします。

西洋医学は病気になってから初めて治療するのに対し、東洋医学が目指しているのは未病の段階で治療することが特徴です。
さらに、東洋医学では、病気の原因や解決法は生活の中にあると考えるため、自らも生活習慣を見直すことによって病気になりにくい身体を作ることが大切とされています。

超高齢化社会になるにつれ、医療保険制度の財政状況は厳しいものとなっています。
医療や介護、社会保障など、様々な面に深刻な影響がおよぶと考えられており、今までのように必要な医療が受けられなくなる可能性もあります。
こうした背景から、予防医学(未病医学)である東洋医学(漢方や鍼灸)の有用性が注目されるようになってきました。
なかでも鍼灸治療は、自然治癒力を利用し免疫力を高めて治療するので、安全で身体にも優しい医療であることから、その活用が期待されています。

福岡市の受診費用助成制度

福岡市では市民の健康増進のため、国民健康保険をお持ちの方に限定されていますが、鍼灸院の受診費用のうち1,000円を福岡市が助成する制度が制定されています。
私たちは、いかに健康に生活していくかを考えること、生涯を通じた健康づくりが不可欠です。
生活習慣を見直し健康寿命をのばすことは、疾病予防や介護を要する状態への予防につながります。

鍼灸治療の効果について、WHOおよびNIH(米国国立研究所)がそれぞれ声明を出しており、関節炎・リウマチ・頸肩腕症候群・五十肩・腱鞘炎・腰痛・神経痛・神経麻痺・頭痛・めまい・不眠・耳鳴り・メニエール病・眼精疲労など約50疾患が有用であるとされています。

1988年には、あん摩・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師はそれまでの都道府県知事免許から厚生労働大臣免許(国家資格)となりました。
2006年には、WHO/WPRO(世界保健機関/西太平洋地域事務局)主導により日本、中国、韓国が中心となって361穴の経穴部位の標準化が行われました。

鍼灸治療は鎮痛効果を改善するだけでなく、心身両面の状態を良くしてくれます。
どうすれば患者さんが健康に過ごせるか、常に考え日々精進しています。
お身体のことでお悩みの方、鍼灸院おるきにご相談ください。

福岡の鍼灸院おるき
福岡市西区今宿駅前1-3-28 今宿ホワイトマンション105

提携施設 脳梗塞リハビリステーション福岡
福岡市中央区天神3-3-7 天神応順ビル7階
お問い合わせはどちらも080-6457-6639までお気軽にどうぞ。

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当院のコンセプト

“大学病院で活躍した技術”をベースに、慰安的な施術や安易な電気治療ではなく、結果にこだわった治療を提供します。
“予防”と“生涯の健康”をテーマに、いくつになっても輝ける人生をサポートします。
あなたの目標に合わせた最適な改善方法を提案し、’’先生がいるだけで安心’’と思っていただける治療院を目指します。

当院のモットー

“身体の可能性”を限界まで引き出し、痛みのない身体づくりに貢献します。
痛みや痺れなどのお悩みを解消し、一生自分の足で歩きたい。
無駄な手術をしたくない。もっとスポーツを続けたいなどのあなたの目標達成をサポートします。

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