最古の医書

こんにちは。
福岡の鍼灸院おるき、スタッフの田辺です。

朝夕も涼しくなり、秋を感じますね。
昨夜は、空気が澄んで美しい月が眺められました。
今年の「中秋の名月」は9月21日です。8年ぶりに満月と重なります。
十五夜は秋の美しい月を観賞しながら、秋の収穫に感謝をする行事で「中秋の名月」と呼ばれています。

さて、今回は昭和を代表するスターである丹波哲郎さんの御先祖様を紹介します。
丹波哲郎さんは、数多くの映画やドラマで活躍していた俳優さんです。他にも、俳優養成所を設立して後進の育成も手がけたり、心霊学と霊界の研究もし、多数の書籍を著しており、『丹波哲郎の大霊界』はベストセラーとなりました。

丹波哲郎さんの御先祖は、『医心方』を書いた、丹波康則(たんばのやすのり)です。

『医心方(いしんほう)』は、日本現在最古の医学書です。平安時代に宮廷医を務めた鍼博士・医博士である丹波康頼が984年に朝廷に献上しました。本書は全30巻からなる一大医学全書で、宮廷医学の秘典となり、丹波氏はこれによって以後900年にわたり、宮廷医としての不動の地位を獲得しました。全30巻の内容は、薬物法・養生法・房中術・医師の倫理・医学総論・各種疾患に対する療法・医学思想など医学の諸領域より構成されています。

幕末まで、一般医家の目に触れることはなかったそうです。また引用文献である大半は中国で亡びているため、今日中国中世の医学を研究するうえで、「医心方」はかけがえのない史料となっています。

鍼灸治療に興味のある方、身体の不調でお悩みの方、肩こりや腰痛、膝痛など関節痛でお悩みの方、鍼灸院おるきにご相談ください。

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