治療家の言うことを信じちゃダメ

治療家の言うことを信じちゃダメ

こんにちは!

鍼灸院おるきの小野です。

今日は治療家の言うことを信じちゃダメというお話をします。

鍼灸師はもちろん、医師や有名な先生、テレビなどで紹介される内容も含めてです。

僕のことも信じちゃダメですよ?

その理由をご説明しますね。

全員、自分の知識の範囲内で好き勝手喋っているだけ

僕ら治療家は医学教育を受けています。

それこそ、西洋医学は国家試験の前に徹底的に叩き込まれますし、東洋医学もしっかり勉強します。
さらにそこから臨床に必要な知識を習得します。
本来なら、全員が同じ内容の治療を行うようになっているはずなのです。

ですが、先生によって言うことや治療内容が違うのはなぜでしょう?
患者さんは、なぜ自分に合った先生を探そうと必死になるのでしょうか?

答えは簡単です。

先生と呼ばれる人たちは自分が勉強したことを伝えているだけ、ということになります。
その先生の知識が患者さんの悩みに合致していたら患者さんは良くなるし、見当違いの知識の引き出しを引っ張り出していたら良くなるはずはありません。

僕がそれに気づいたのは福大病院時代でしたが、海外から研修に来た方が手術室に入ると『日本はやっぱり医療先進国だね。こんなに機材が充実している国はなかなかないよ!』と感動して出てきたのに、リハビリの見学から帰って来た時には『日本の医療は何をやっているんだ!あんな治療、20年以上前に効果がないって証明されて、もうどこの国もやってないよ!』と怒っていたことを思い出します。

しかし、治療のガイドラインに掲載されていると多くの医療従事者はそれに従って治療することになり、患者さんは治らないという生活を繰り返すことになります。

確かにガイドラインをよく読み込むと治療結果についても書いてありますが、ガイドライン掲載の治療の有効率は驚くほど低いものまで記載があります。
治療の引き出しがガイドラインのみだと、治るものも治りません。
治し方を知っているか知らないか、それが患者さんの人生を決めることになりますが、悩んでいる人の多くが『先生が(テレビが)こう言ったから、私の病気はこうなんだ。』と思い込んでいます。

医療の常識は1日で180度変わる

次に、どんなに素晴らしいと言われている医学の常識も、明日になれば180度変わっている可能性があります。

例えば、僕らがヘルニアについて勉強した教科書は、今は完全に否定されています。僕らは、

ヘルニアは脊髄から飛び出した神経が圧迫されて痛みやしびれを生じる

と学校で習いました。

しかし、2017年に発表された世界脊椎外科学会を震撼させた論文では、

脊髄から神経が飛び出しても、脊髄の後ろには広い空間が空いているため神経が逃げることができる。
一見圧迫されている神経が異常信号を計測することは稀であることから、ほとんどのヘルニアで実際の神経の圧迫は起きておらず、ヘルニア塊が痛みやしびれの原因となることは考えにくい。

と発表されました。

全ヘルニアの患者さんのうち、10%ほどしか神経の圧迫による症状が出ている人はいないというのが、今の常識です。

西洋医学以外の領域では、例えば流行っている骨盤矯正。

これはハワイ州立大学の解剖学教室で、カイロプラクターを集めた実習で明らかになりました。
カイロプラクターが検体に骨盤矯正を行った後に解剖を行うと、骨盤はどのように変化しているのかという実習でした。

結果は、

骨盤矯正で動かそうとしてた骨は、完全にとなりの骨と癒合していて動くはずがない1枚の骨になっていた。その割合は実に86%にのぼる

でした。

その時から、世界のカイロプラクターの疑問は、『これまで矯正していたと思っていた骨は動くはずがなかった。
しかし、実際に自分たちの手技は確かに効いていた。これからは、自分たちが行っていた手技が骨盤以外のどこをターゲットに治療していたのかを明らかにしていく。』ということに移っています。

そもそも、身体は歪んでいるのが普通ですからね。

医学論文は何か新しい内容が発表されたら、半年後にはそれを否定する反論論文が発表されたりします。
それら全てに目を通すのは不可能ですし、かといって情報を仕入れていないと時代遅れの治療をやり続けることになります。

全ての知識を修めている人はいない

小野は鍼灸の免許を取った後、大学院に進学する道を選びました。
実は、免許を取った時、まず思ったのは『え?どうやって人を治療したら良いかわからないんだけど???』でした。

患者さんにとっては衝撃かもしれませんが、大学や専門学校では国家試験を合格する知識は教えてくれますが、実際に困っている患者さんを治療する技術や知識は教えてくれないのです。

その結果、みんな免許を取った後に技術を磨くために色々な治療院に弟子入りします。

僕は、福岡大学を学びの場として選びました。
福岡大学にはスポーツ科学部があり、大学院にはスポーツ健康科学研究科があります。
そして何より、ゴッドハンドと名高い現在の僕の師匠、向野先生がいました。

向野先生は医師ですが、鍼の研究で有名ではり博士と呼ばれています。
福岡に来るまで知りませんでしたが、向野先生は国から鍼灸業界の中枢となる仕事をいくつか任されるような有名人でした。

また、スポーツ科学部に集まるアスリートはとてもレベルが高く、インターハイ優勝経験者や日本ランキング上位者はもちろん、日本代表に選ばれるような選手まで在籍していました。
もちろん、集まるトレーナーも超一流で、連盟の役員クラスのトレーナーさんや海外のプロスポーツリーグで活躍していたトレーナーさんなど、とんでもないレベルのトレーナーさんがゴロゴロいました。

僕はそこで、鍼の知識、身体のケアの知識を学びました。
週に3回は向野先生の外来で助手を勤め、他の曜日は市中の病院で自分の外来をこなしました。
外来が終わると研究室に移動し、論文を読み込んだり関節運動を主体とした研究を行いました。
そして夜、スポーツ科学部の学生の部活が終わった後、トレーナーさんと一緒に選手のケアにあたり、帰宅するのは深夜になってからでした。

そんな生活を6年続け、福大病院の外来に呼んでいただいて2年間、さらに勉強と研究を重ねました。

僕の知り合いには日本で一番多く技術セミナーを行う難病治療専門の鍼灸師、NBAで活躍したトレーナー、海外数カ国を渡り歩いて講習会を行っているお灸の先生、1回20分150ドルで数ヶ月先まで予約の取れないイギリスの自然療法の先生などがいて、今でも知識や技術を交換しています。

1ヶ月に1度、東京から来てくれている松本先生は、向野先生のもとで修士号を取得した後、日本リハビリテーション協会会長のもとで医学博士を取りました。
僕らのところには、正直とんでもない質の知識と技術が集まります。

そんな僕らでも、わからないことの方が多いのです。
身体の全てを知り尽くした人間は、残念ながらこの世にいません。

あなたが信じなくてはいけない唯一のもの

ここまでお話すると、青い顔をされて『私はどうしたらいいんだろう?』って悩む人がいます。
治療家を信じてはいけないのなら、あなたは何を信じたら良いと思いますか?

悩まなくていいです。
信じるものは、治療後のあなたの身体です。

僕らができることは、実は些細なことなのです。

その些細な刺激であなたの身体が明らかに良くなっていたら、あなたの腰痛や関節痛、めまいなどのお悩みが明らかに良い方向に変わっていたら、その時初めて、あなたはあなたの身体の可能性を信じなくてはなりません。

身体を使う限り、症状は多少は戻ります。

しかし、ちょっとした治療で良い状態に戻ってくれるあなたの身体を信じることができれば、あなたのお悩みはきっと、改善します。

お願い

鍼灸院おるきでは、患者さんが他院に行くことを止めません。
(よっぽど危ない治療は別ですが・・・)

患者さんは、受けたい治療を受ける権利があるからです。
他院の治療を受けたいと思ったということは、現在の鍼灸院おるきの知識と技術ではあなたの症状を改善させるに満たなかったのでしょう。

ただ、一つだけ約束して下さい。

他院に移っても、当院との関係性は継続して欲しいのです。

これは、受診してほしいということではありません。

LINEやメールで、近況報告だけでもしていただきたいのです。

実際、お力になれずに他院に移られた方もいますが、人づてに話を聞くとそのほとんどが改善していません。

しかし、他院に移ってからも当院と関係性を保ってくれていた患者さんは、小野の技術が伸びて『これは治せるかも!』と思った時点でこちらから連絡することもありますし、気軽に受診していただけます。
それで実際に良くなった例がいくつもあるので、是非、他院に移る際にも移ってからの経過もちゃんと連絡してくださいね。

※治療には全力を尽くしていますので、いつも治す気でちゃんと治療してますから効いてたら移る必要ないですからね!

治療家の技術があなたの人生を決める

これまで散々、治療家の言うことを信じるなと言ってきましたが、治療家選びは本当に大事です。

あなたが選んだ先生があなたのお悩みを解決することができ、あなたにとって100点を出せる先生ならこれからの人生は本当に豊かになると思います。

しかし、30点しか出せない先生に当たってしまったらあなたの人生と、ご家族の人生が台無しになってしまいます。

当院ではいつも、当院の治療で治療後のあなたの状態や症状に変化が出て、あなたの人生が豊かになることを願っています。

毎日技術を磨いてお待ちしておりますので、どんなことでも相談してくださいね。

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当院のコンセプト

“大学病院で活躍した技術”をベースに、慰安的な施術や安易な電気治療ではなく、結果にこだわった治療を提供します。
“予防”と“生涯の健康”をテーマに、いくつになっても輝ける人生をサポートします。
あなたの目標に合わせた最適な改善方法を提案し、’’先生がいるだけで安心’’と思っていただける治療院を目指します。

当院のモットー

“身体の可能性”を限界まで引き出し、痛みのない身体づくりに貢献します。
痛みや痺れなどのお悩みを解消し、一生自分の足で歩きたい。
無駄な手術をしたくない。もっとスポーツを続けたいなどのあなたの目標達成をサポートします。

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