こんにちは
福岡の鍼灸院おるき、スタッフの田辺です。
夏に起こりやすい病気の1つとして横紋筋融解症についてお話しします。
横紋筋融解症とは?
横紋筋融解症とは骨格筋の変性や壊死により、筋肉の細胞中に含まれている成分が血液中に流出し、さまざまな症状を呈する状態をいいます。
筋肉には横紋筋、平滑筋、心筋という3種類があり、私たちの身体を動かしている横紋筋に起こるのが『横紋筋融解症』です。
何らかの原因により横紋筋が障害され壊死、融解することでミオグロビンと呼ばれる筋肉の細胞成分が血液中に大量に流出します。
すると、尿は筋肉に含まれる色素であるミオグロビンにより赤褐色の尿となります。
このミオグロビンという蛋白質は、腎臓の尿細管という部分に詰まりやすく、急性腎不全や多臓器不全といった生命に関わる病変を引き起こしてしまいます。
横紋筋融解症の原因は?
では、なぜ筋肉である横紋筋が融解するのでしょうか。
災害時に手足、腹部、臀部などの筋肉が挫滅したり、2時間以上にわたり圧迫されると筋細胞が壊死を起こします。
また、夏場の熱中症や充分な水分補給をせずに激しい運動をした時、深部体温が40℃を越えると骨格筋の変性や壊死が起こり、筋細胞より蛋白や電解質などいろいろな成分が血液中へと流出します。
筋細胞より流出する成分の1つが、先ほど説明したミオグロビンです。
もう1つの問題は、筋肉中にたくさん含まれているカリウムイオンの血液中への流出です。
症状としては,四肢の脱力、しびれ、筋肉の痛み、硬直、腫脹などがみられます。
赤褐色尿が排出された場合は、筋肉の損傷が起きている可能性があります。
乏尿や無尿となり、一気に腎不全が進行する恐れがありますので早急に対応しましょう。
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