こんにちは。非常勤の鍼灸師の松本です。
本日も東京から福岡まで来て、おるき今宿院で治療していました。
そこで、患者さんとお話しした内容について、ここでもお伝えしたいなと思ったことは「痛み」は主観的だということ。
これは慢性疼痛ガイドラインにも冒頭に記載されています。
外傷などで傷口がパックリ開いているなんて言うのは、みなさん経験があるでしょうから、自分が痛かった記憶を呼び起こして、痛そう。。。と同意できますよね。
でもほとんどの痛みは、見た目にはわかりません。
ですから、私達の施術中に痛みを感じた時にはもちろんそのことを伝えてほしいですし、これくらいで痛いって言っててすみません。なんて思う必要はないのです。
さらにこの痛かった経験とその時の精神的要素などなどが、のちのち身体の痛みを引き延ばしたり作り出すことがあります。
そして、これらは慢性化することがあります。
これも中枢性感作の一つです。
腰痛を起こしたことがある人が、同じシチュエーションの画像を見て腰痛を感じたと言う報告があります。
昭和な人は、気持ちの問題と言って育てられた傾向がありますが笑。
脳の記憶は体を良くも悪くもすると言うことですね。
心身一如とはよく言ったものだと、感じる今日この頃です。
では、イレギュラー松本、次回は2月2−3日の節分に参ります。(鬼の面は被っていません)