先日衣替えをして通勤もスプリングコートに変えたのですが、朝や夕方はまだ風が冷たく、肩をすくめての通勤となりました。
福岡の鍼灸院おるき、スタッフの田辺です。
私は現在、福岡市東区から福岡市西区への通勤をしています。
福岡市の東の端から西の端へ、バスを使って約2時間弱の通勤です。
通勤時間帯の寒さに加え、入職して2週間経過したとはいえ、まだまだ慣れない仕事への緊張感からでしょうか、首肩周りから背中までパンパンになってしまいましたので、帰宅後に暖かいお風呂で芯まで温め、ストレッチで身体をほぐしてセルフケアを行いました。
ということで、今日は肩こりについて書いていきます。
肩こりについて
肩こりは厚労省の国民生活基礎調査による「日本人が感じる自覚症状」で女性で1位、男性で2位と上位を占めており、「国民病」とも言われています。
肩こりを引き起こす直接の原因は、「筋肉の過緊張や疲労」と「血行不良」ですが、これらを招く原因は、姿勢やストレス、眼精疲労、病気などさまざまなものがあります。
冬の寒い時期から春先にかけての冷え込みの強い日(また、夏場の冷房の効いた中にいる時)には、冷えによる血行不良が起こりますし、熱産生して体温を維持するために常に筋肉が緊張している状況ですので、肩こりがより生じやすくなってしまいます。
肩こりが原因となって、頭痛や吐気、めまい、肩から腕にかけた痛みなどの症状を引き起こすこともありますので、放置せずにセルフケアや日常生活での姿勢などの工夫が必要です。
現代人はただでさえ常に「少し緊張した状態」にあると言われています。
そのせいで、知らず知らず肩の力が入った状態が続いたり、また昨今のパソコンやスマホの普及により、長時間に渡って一定の姿勢で目を酷使してしまったり…
人の頭はボーリングの球ほどの重さがあると言われています。
その頭部を支えるために、首や肩の筋肉はいつも緊張している状態です。
さらに首を前に突き出すような姿勢になると、首や肩の負担は増してしまいます。
(スマホ首、ストレートネックの状態ですね。)
こうして、目の周りや肩の筋肉内の血液循環が悪くなり、疲労物質や発痛物質が溜まってしまい、頑固な首肩こりにつながります。
肩こりが原因で頭痛やめまい、嘔気、腕や手のしびれなどの症状を引き起こすこともありますので、肩こりくらい…と放置するのはお勧めできません。
生活環境や姿勢などに気をつけることはもちろん大切ですが、鍼灸治療により症状を軽減させることができます。
また、再発を防ぐための工夫やセルフケアもお伝えします。
肩こりに対処した方がいい理由
肩こりの放置をお勧めできない理由が他にもあります。
肩こりと風邪は万病のもとと言われています。
肩こりぐらい・・・と軽くみている間に、症状がひどくなってくると、日常生活に支障をきたす病気に移行してしまいます。
肩こりが原因で頭痛やめまい、嘔気、腕や手のしびれなどの症状が現れることもあります。
これらの病気は西洋医学でも改善が難しく、慢性化させないためには、日頃からのケアが大切です。
入浴で身体を温める、ストレッチやマッサージ、軽い運動で身体をほぐしたり血行を良くする、生活環境や姿勢を整える、などのセルフケアをおすすめします。
病院などでは、鎮痛剤や筋弛緩薬等々の内服薬や湿布薬が処方されることもあるようですが、肩こり治療のガイドラインによるとあまり効果があると言える方法ではありません。
鍼灸治療こそ、肩こりに効果を発揮する治療法です。
肩こりと鍼灸
鍼灸治療の効果は、全身と局所に作用し、特徴的な効果としては鎮痛作用と精神安定作用があります。
鍼灸刺激は脊髄神経から脳へ刺激を伝え、痛みなどを抑制するように働きかけたり、筋肉の凝りをほぐし、痛みを感じる神経繊維の働きを抑えてくれたりと不調の緩和に十分効果を発揮します。
痛みを感じるところには何らかの原因で循環障害が起こっていますので、治療点に刺激を与えると血管を拡張させ、血液やリンパ液の流れを良くすることによって痛みを取り去ります。
個人差はありますが、鎮痛効果は即効性があり、痛みは大幅に軽減しているか、あるいはなくなってしまいます。
「肩こりくらい」と放置せずに一緒にお身体をケアしていきましょう。
鍼灸院おるきにご相談ください。
セルフケアやマッサージでも症状が改善しない方、セルフケアの方法が分からない肩など、お困りの方はご遠慮なく鍼灸院おるきに相談ください。
次回は肩こりの原因についてもう少し詳しくお話しますね。
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