こんにちは!
福岡の鍼灸院おるき、院長の小野です。
今日は、僕ら鍼灸師をはじめ、病院勤務の理学療法士さん、整骨院勤務の柔道整復師さん、一部知識のある一般の整体師さんたちが施術を行う際、患者さんの身体を評価するために診ているポイントであるモビリティ(mobility)とスタビリティ(stability)についてお話します。専門的ですね。
モビリティは直訳すると移動や交流、物流などものの動きを意味している言葉です。
動きと治療にどう関係があるかというと、例えば運動連鎖という言葉があります。
有名な話なので聞いたことぐらいあるかもしれませんね。
指を動かそうとすると、身体は指を動かすために必要な筋肉だけではなく、その筋肉と連動して動く筋肉やとして腕全体や、その腕の筋肉が動いても身体のバランスが崩れないように体幹の筋肉が動いたりします。
下半身になると、足を踏み出す際にバランスを崩さないようにお腹周りや背筋を使います。(腰痛治療で骨盤がやたら出てくるのはこのせいです。)
この一連の筋肉や関節の連携のことを運動連鎖と呼びます。
そして、運動連鎖の中でモビリティに欠けた筋肉があれば、それは身体全体のモビリティの問題として出てくるのです。
次に、スタビリティについて。
スタビリティは安定度やしっかり感という意味合いの単語です。
その名の通り、支える力で、身体では骨、靭帯などの軟部組織と一部の筋肉が担います。
一部の筋肉とは体幹や深層筋など、いわゆるインナーマッスルと呼ばれる筋肉です。
この筋肉は大きな力を発揮する担当ではないため、筋トレなどでつけていくことは難しいことが多く、トレーニングするにしてもアウターマッスルが働かないように弱い負荷で地味な反復を繰り返すしかない根気が必要なトレーニングをする他ありません。
小野の苦手なやつです。
さて、このモビリティやスタビリティを評価しながら我々治療家は腰痛や肩こり、うちだと膝痛や半月板損傷なんかも得意ですが、治療にあたっています。
この活用については、近々時間のある時か思い出した時か・・・記事にしていきますね。
医療系のセミナーをさせていただく際にもお話する内容なので、とても価値ある中身になると思います。
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