こんにちは!
福岡の鍼灸院おるきの小野です。
今日はめまいの治療についてです。
そもそもめまいとは?
めまいというと、患者さんは耳鼻科にかかることになります。
耳の奥にある三半規管や、三半規管の中に入り込んでしまった耳石が動くことで、めまいなどの症状を引き起こすと言われています。
耳鼻科で原因が見つかる可能性のあるめまいとして
- 良性発作性頭位めまい症
- メニエール病
- 慢性中耳炎に伴う内耳障害
- 前庭神経炎
- めまいを伴う突発性難聴
- 外リンパ瘻(ろう)
- 遅発性内リンパ水腫
- 聴神経腫瘍
- ハント症候群
- 内耳梅毒
などがあります。
耳鼻科で原因が見つかれば耳鼻科に通院することになりますが、それでも原因がわからない場合、脳の問題を疑って脳外科などでMRIを撮ることになります。
脳外科で見つかるめまいには以下のものが挙げられます。
- 脳梗塞
- 脳出血
- くも膜下出血
- 一過性脳虚血発作
- 多系統萎縮症
- パーキンソン病
脳梗塞、脳出血などの脳卒中に加えて、パーキンソン病などの難病が含まれます。
命に関わる病気や、早期からの治療を行うことで進行を防ぐことができる病気まで様々です。
これらの病気を疑っている方の場合、早めに脳外科を受診し、病名を確定させておくのが良いでしょう。
整形外科疾患でもめまいを引き起こすことがあります。
整形外科的問題からめまいにつながるものには以下のものが考えられます。
- 頸椎椎間板ヘルニア
- 椎間板症
- 筋緊張性の頭痛を伴う頸部のこわばり
- 交通事故後のムチウチ症
頸部の筋緊張が高まると、めまいにつながることがあります。
めまいには世界がぐるぐると回る回転性めまい、船に乗ったように足元がふわふわする動揺性めまい、立ちくらみなど目の前が真っ暗になるめまいがあります。
また、めまいはめまい以外の症状を伴うことが多く、そのめまい以外の症状が病名の特定につながることも多くあります。
- 耳鳴り
- 難聴(聴力低下)
- 吐き気、嘔吐
- 頭痛
- 目の見えにくさ
- 意識消失、失神
などです。
めまいで病院にかかる際には、めまい以外の症状にも注目するようにしてください。
鍼灸治療もめまいには有効な治療方法の一つとして、世界保健機構(WHO)が認めています。
当院が採用しているM-Testもめまいに有効とされる治療法です。
M-Testではツボに軽く触れながらめまいが起こりやすい動きをしていただきますが、ツボに触れて身体を動かすと電気のスイッチをon/offにするように、めまいがon/offされます。