臼蓋形成不全は生まれつきだから仕方ない?子どもの健康を守るために大切なこと
子どもの成長は早いもので、少し前まではいはいをしていたと思っていた我が子がもうすぐ3歳。
時間の流れに置いていかれそうな予感しかしない鍼灸院おるきの小野です。
娘が生まれたばかりの頃、沐浴をさせるのが僕の役目だったのですが、けっこう泣かせてばかりの毎日でした。
沐浴以外のすべての育児を妻がやってくれているから、せめて沐浴ぐらいは完璧にこなさねば・・・と思っていたものの・・・
やらなきゃ上手くならない!
と痛感する毎日でした。
おむつ交換や抱っこ時間も妻よりはるかに少ないから、僕が抱っこしても全然泣きやみません(泣)と苦戦する日々・・・
くそう・・・動物は僕の方が懐くのに・・・
掘り起こし記事を見ていたら、どうやらつい先日までそう感じていたようです。
さて、今日は育児からのフリで記事を書いていますが、世のお母様方は育児、子育て大丈夫でしょうか?
子供の成長を急ぐあまり、赤ちゃんに無理をさせていませんか?
最近はベビー用品店に行ってもあまり見かけませんが、かつて乳幼児用の歩行器がありました。
実はこの歩行器、無理に使うとあまりよくありません。
赤ちゃんの成長は
- 首を持ち上げる
- 寝返り
- 飛行機のポーズ
- ハイハイ
- おすわり
- つかまり立ち
- 歩く
など、ステップを踏んで徐々に成長していきます。
その時々の段階でからだに必要な機能ができていき、機能が完成すると次のステップに移行します。
歩行器ブームだった頃、ハイハイし始めるとすぐに歩行器を使わせて、『うちの子はもう歩く事ができた!天才!』と喜ぶ親がいました。
その結果、その世代の子供達が20歳を越えたころに腰痛・股関節痛で悩んでいる人が激増したのです。
病院に検査に行くと、『股関節のカップが生まれつき(=先天性)小さいですね(=臼蓋形成不全)。股関節の形成手術が必要です。』と、診断されることになります。
赤ちゃんが成長段階で辿るステップはそれぞれ意味があります。
合理的な人間の動作を学ぶ機会になりますので、それぞれがちゃんとした体幹トレーニングや身体の発達のための刺激になっているのです。
例えばハイハイ。
股関節はハイハイをすることで骨、筋肉、関節すべてが形成されることがわかっています。
周りの子と比較して成長が遅いからと無理に育児を急ごうとして、歩行器などを使うと股関節の障害や腰痛に悩まされることになってしまいます。
今を急ぐあまり、子供が成人した後の数十年間も痛みに悩まされることになっては意味がありませんよね。
(もし、痛みで悩まされている方も、痛くない時期があったのであれば、その時の身体バランスに戻すことができれば痛みは改善します。
専門家にご相談されることをおすすめします。)
子供は自分のペースで勝手に成長していきます。
たっぷり愛情を注いでおけば、元気にすくすくと育ってくれるでしょう。
うちの赤ちゃんも床に転がしておき、愛情をたっぷり注いで成長を待ちたいと思います。
股関節の痛み、臼蓋形成不全でお困りの方は福岡の鍼灸院おるきにご相談ください。