臼蓋形成不全の鍼灸治療

こんにちは!

福岡の鍼灸院おるきの小野です。

今日は先日、臼蓋形成不全の診断を受けてご受診された患者様の施術について。

臼蓋形成不全とは?

臼蓋形成不全とは股関節の痛みを引き起こすと言われている疾患です。

股関節は太腿の骨(大腿骨)と骨盤が作っている関節で、足の付け根の部分です。

臼蓋形成不全は生まれつき、あるいは成長の過程、その他の理由で大腿骨が収まるはずの骨盤側の受け皿(臼蓋)がしっかり作られなかった場合に診断を受けることがあります。

骨盤の骨はハイハイなどで形成されるので、ハイハイをあまりしなかった赤ちゃんやハイハイ時期に歩行器などで早く歩かされたりすると、臼蓋の形成がしっかりされないまま、股関節が出来上がってしまうことがあるようですね。

男性よりも女性に多いと言われています。

そんな臼蓋形成不全ですが、生まれつきの疾患と言われている割に、みなさん10代、20代と元気な頃は痛みがない状態で過ごしています。

生まれつきの骨の問題なのに、何故でしょうね。

臼蓋が浅いから、軟骨部分にストレスがかかりやすく、通常よりも早く軟骨がすり減ってしまうとも言われます。

でも、軟骨細胞が再生すると言う論文もあります。

再生しないと言われているのは何故でしょう。

施術していて思うのは、

軟骨のすり減り>再生

と言う状態になっている人は見かけの軟骨が増えないため軟骨が再生していないように見えて、うまく状態が改善して、

軟骨のすり減り<再生

という状態になれた人は軟骨が再生していくのではないかと考えます。

実際施術を行い痛みが取れた患者さんだと、その後の経過で股関節の痛みを訴える人はごく稀です。

股関節周囲の筋肉の過緊張や萎縮、膝〜股関節の連携、腰〜股関節の連携がうまくいっていない方は股関節にインピンジメント(衝突)が起こります。

この時に軟骨が挟まれたり削られたりしているんでしょうね。

下の動画はモニター受診された患者様の映像です。
これまでに整形外科でのリハビリや整骨院さんでの施術は受けていたようですが・・・
診断を受けて10年で、痛みがひどくなったのがここ3〜4年だそうです。

1回の施術前後でもこれぐらいの関節可動域の変化が出ます。

施術前

施術後

施術後は、いつもは痛い立ち上がりも問題なくできたようです。

手術をせずに股関節の状態を整える場合、痛みがない状態を作るのが最初の1歩になります。

その状態を維持できれば、股関節の痛みに悩まされない毎日がやってきそうですね。

臼蓋形成不全に関わらず、変形性股関節症、先天性股関節脱臼などの診断を受けている方でも痛みの改善は可能です。

股関節の痛みでお悩みの方は、福岡の鍼灸院おるきにご相談くださいね。

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