こんにちは。
福岡の鍼灸院おるき、スタッフの田辺です。
鍼灸治療で用いるツボは、エネルギーが集中するところであると同時に、病気の原因となる要素が侵入する場所でもあるため、治療の部位であると考えます。
東洋医学では人の健康は「気・血・水」の三大要素で成り立っており、このバランスが乱れることで不調や病気、障害が起きてくると考えられています。
中でも柱となっているのは「気」の概念です。
「気」が病むと文字通り「病気」ということになるわけです。
「気」とは、神経や内臓系に通じるエネルギーのようなもので、体内の隅々まで「気」が巡ることで健康が維持されるのです。
気のエネルギーが不足している状態を「気虚(キキョ)」といいます。
気虚体質の方は、疲れやすく・元気が出ない・気分が落ち込む・食欲がない・下痢・手足や身体が冷える・息切れなどが症状としてあらわれます。
改善のためのおすすめポイントは、無理をせず休息が充分取れるような生活パターンをつくりましょう。
セルフケアでのツボ押しもオススメですよ。
「気」を補うツボ、「補気」作用のあるツボを紹介します。
- 気海 ・・・・ へそから指2本分下にあるツボ
- 足三里 ・・・・ ひざの皿の外側にあるくぼみから指4本分下にあるツボ
- 膻中(だんちゅう)・・・・ 左右の乳頭の中間にあるツボ
- 合谷 ・・・・ 親指と人差し指の間。人差し指側の骨のキワにあるツボ
「合谷」は有名な万能ツボなので、身体の痛みや不調のある方にはどなたでも是非使ってほしいツボです。
ツボを押すと神経が活性化され、その情報が脳の視床下部に伝わります。
自律神経の司令塔である視床下部を刺激することで内臓機能の調整や血液循環を良くしたり、痛みの緩和、自然治癒力を向上するなどの効果が出てきます。
ツボ押しのポイント
- リラックスして行いましょう
- 気持ちいいと感じる強さで押す
- ツボの位置は上記の付近を軽く押しながら探して気持ちいと感じたところ
ツボ押しは未病に対する最高の治療法で、いつでもどこでも手軽に行えます。
日々のセルフケアに上手に取り入れて行くのがよいでしょう。
鍼灸治療に興味のある方、身体の不調でお悩みの方、関節痛でお悩みの方、鍼灸院おるきにご相談ください。
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