職業病という嘘

こんにちは!

福岡市の鍼灸院おるきの小野です。

今日は職業病について。

本日肩の痛みでご来院のあった患者様、以前『職業病』って言われたそうです。

今日はこの職業病について考えてみましょう。

職業病(しょくぎょうびょう、Occupational disease)とは、特定の職業に従事することにより罹る、もしくは罹る確率の非常に高くなる病気の総称である。医学用語では「職業性疾病」、労働基準法では「業務上疾病」と表現される。また転じて、特定の役務を行なう人に降りかかる災難を指す場合もあるほか、特定の職業に就く人に顕著に見られる問題のある傾向も、この言葉で形容する場合がある。

Wikipediaより

色々調べたら厚生労働省も職業病リストなるものを出しているようです。

大きく分けて、

  1. 業務上の負傷に起因する疾病
  2. 物理的因子による疾病(紫外線、レーザー、気圧など)
  3. 身体に過度の負担のかかる作業態様に起因する疾病(腰痛、運動器障害、末梢神経障害など)
  4. 化学物質等による疾病(粉塵、アスベスト、塩化ビニル、うるしなど)・・・

など11項目があります。

今回は肩の痛みなので、3の身体に過度の負担のかかる作業態様に起因する疾病の運動器障害に当てはまるのでしょうが・・・

この肩の痛みを『職業病ですね。お仕事を辞めるか仕事を減らすかしてください。』で片付けてしまう先生・・・

治療家やめたらいかがです?

 

確かに、職業によって身体にかかる負担は違います。

また、同じ職業についている方には同じような負荷がかかりますので同じような症状が出ることはあります。

負荷の特徴とでも言いましょうか。

でも、仕事を辞めるしかないって答えが出てくるってことはそのお仕事がどんな負荷がかかるかを分析、理解できていないってことですよね?

 

お仕事の特徴が完全にわからなくても、しっかり患者さんの状態を評価、分析することができれば病気改善の仮説は立ちますし、それに対応することができれば職業病って改善するんじゃあ・・・

って思います。

さすがに放射線の影響だったり、レーザーで怪我をした職業病だったら僕らの領域ではどうしようもないですが、少なくとも腰痛や肩の痛みなどの筋・骨格系の症状はしっかり対応することができるんじゃないかと。

あとですね、それが分析できればそれに見合ったケアができるので運動器の職業病は限りなく減るのではないかと。

 

それができていないせいで、「仕事を辞めるしかないのかな・・・」と悩む患者さんが増えている印象です。

 

なんだか、治療する側の怠慢で定義されてしまった職業病もあって非常に申し訳ないのですが、痛み疾患の職業病は改善できるものが多くあります。

腰痛や肩の痛みを感じていて、職業病と診断された方は必ず治し方があります。

少なくとも、仕事を辞めて治るというのではありません。

 

糸島市、福岡市に在住で今のお仕事が大好きで痛みをしっかり治したい方はご相談くださいね。

 

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