こんにちは!
福岡の鍼灸院おるき、院長の小野です。
今日、施術をしていると患者様から『鍼灸って日本と中国だけかと思っていたら、アメリカや海外では随分と進んでいるんですね。』と言われました。
NHKでも特集!東洋医学の力と鍼灸治療
急だったので詳しくお話を聞くと、『NHKの番組を見ていたら鍼灸の特集があっていて、そこでアメリカの話や海外の鍼灸事情が出ていた』そう。
そして、『アメリカやヨーロッパでは鍼灸は医療として認められていて、効果もはっきりとわかっているのに何で日本の鍼灸の効果は認められていないんですか?』というご質問をいただきました。
はい。これは完全に大人の事情です。
鍼灸師が治すと言えない理由、薬事法、あはき法
日本には薬事法、薬機法というものがあり、今の病院で提供している『医療』以外の部分については、『効果があります』と謳ってはいけないことになっています。さらに、鍼灸師はあん摩マッサージ指圧師指圧師はり師きゅう師法(通称あはき師法)にも縛られています。
この『医療以外』という部分に鍼灸も含まれおり、医療として国は認めていないので、効果も謳っちゃいけませんよね。というお達しがあるのです。
そのため、どれだけ技術を磨いて患者さんに貢献できるようになったとしても、『股関節痛が治る』とか、『腰痛が治る』という直接的な表現は、鍼灸では行ってはいけないことになっています。
サプリメントなども同じです。サプリメントは、日本では健康補助食品として扱われています。
そう、『食品』なんです。
薬事法では、『食品に薬と同じような効果があったらダメでしょ?』と定められています。
ですので、『健康の補助』になるという表現はできても、『コラーゲンで膝の軟骨が増える』とか、『このサプリメントを飲んだら痛みが取れますよ』という表現はできないことになっています。
苦肉の策として、皆様がよく目にする『※個人の感想です』や『※効果には個人差があります』などの注意書きを添えることで、あくまでも『効果を謳っているわけではないですよ』という意味合いを持たせることが慣例になっていますよね。
最近では、この『※個人の感想です』という文言を目にするだけで『これは怪しい』とつい疑ってしまいますが、ちゃんとエビデンスを出して『これは効果あります』『これは効果ありませんでした』とはっきり記載した方が、患者さんのためになると思うんですけどね。。。
さて、話が脱線したので戻します。
知人がTVに映っている衝撃!
調べてみると、患者さんが見たという番組はNHKのフロンティアという番組でした。
『東洋医学とは何か』というタイトルで1月25日に放送されたようです。
そこに登場していたのが、小野も一緒に学ばせていただいたこともあるitaya先生。
こちらの先生ですね。
小野が中央区でも施術をしていた時に院まで訪ねてきてくれた時の写真です。
itaya先生は拠点がイギリス、小野と同じくM-Testのインストラクターもされていて、M-Test USAの代表やモクサアフリカというチャリティー団体の理事もされています。
世界的に有名でご活躍をされている先生なので、東洋医学の特集があったことにびっくり、itaya先生が出演されていたことにびっくりと、調べて2重に驚くことになりました。
教えてくださった患者様、本当にありがとうございました。
知人の活躍にちょっと落ち込み、立ち直り、一歩ずつ進みます
最近思うのですが、福大時代にお世話になった方や一緒に勉強していた方々、すごい存在になりすぎていませんか?
itaya先生は頻繁にNHKに出られているし、石塚先生はコアコンディショニング協会の役員だし、YNSA®︎学会の冨田先生は全国を飛び回っているどころかアメリカ進出されているし。。。
小野も負けないように、一歩ずつ頑張ります。
まずは、6月か7月のセミナーに向けて資料作るぞ〜!
せっかくまとめた15年間の鍼灸技術の集大成『インピンジメントリリース』、全国に広めるために正念場です!
あ!
『治す』とは大人の事情で謳うことはできませんが、『肩が痛い』『股関節が痛い』方や『五十肩』『急崖形成不全』『変形性股関節痛』にピンときたという方は鍼灸がおすすめです。
福岡市西区の鍼灸院おるきまでご相談ください。
きっと、お役に立てると思います。
〜大学病院の技術を地域に〜
鍼灸院おるき