これは、当院を訪れたとある患者様のお話です。
その女性はどこにでもいる普通の女性。
ただ、趣味が多彩でテニスや水泳など、たくさんの趣味を持っていました。
彼女は腰痛と坐骨神経痛を発症し、
病院で腰部脊柱管狭窄症の診断を受け最終的には手術を選択したのですが、、、
その内容が非常に考えさせられる内容だったので、
今日はそれをシェアしようと思います。
今回のテーマは、
「治療に責任を持つのは誰なのか?」
というもの。
彼女が腰痛で通院していた頃、担当主治医は痛み止めとリハビリを経て手術を勧めたそうです。
「リハビリを頑張って、それでも症状が変わらなかったら手術をしましょうね!」
この言葉は、彼女の心を動かし、
治療を頑張るきっかけになりました。
とても親身な先生だと感じ、
『この先生なら治してくれる!』と信頼していたのです。
その後、腰の牽引やリハビリを頑張りましたが、結局手術に踏み切ります。
手術前の説明はあまり頭に入らず、しかし
「手術直後では7割の人が症状が改善している」
「自分は何万人も腰痛の患者を診てきた」
と医師に説明されます。
そして、手術が訪れます。
・・・
・・・
・・・
徐々に麻酔から覚め、少しづつ意識を取り戻した彼女の前には執刀医がいました。医師はこう言いました。
「手術は無事成功しました。」
・・・
ぼんやりした意識の中で安心した彼女は再び眠りにつきました。
数日後、完全に起き上がれるようになった彼女は手術を経て良くなった腰を、
感じなくなった痺れを、どこまで歩いても痛くならない足を感じたくて
たまりませんでした。
最近では、手術直後にはリハビリが始まります。
彼女はそこで、痛みや痺れを感じずに動き回れるようになっていた、、、はずでした。
リハビリでは理学療法士に付き添われ、歩行訓練を行います。
歩行器を使って歩いても完全ではありませんが痛みは明らかに
減少していました。足の感覚も多少の痺れは感じますが、
我慢できないほどではありません。
「先生!ありがとうございます!」
それを聞いた主治医は、
微笑みながら、
「手術は成功しましたから。」
・・・
・・・
・・・
3ヵ月が経ち、診察に訪れた彼女は医師に経過を報告しました。
「最近、痺れがひどくなっている気がするんです。」
彼女は痺れで踵がつけなくなってしまっていました。
しかし、その言葉を聞くと、医師は眉を潜めながらぶっきらぼうに
返事をしました。
「手術は成功したんだから、気のせいだよ。
もし痺れがあったとしても、成功しているんだからだんだん良くなる。
大丈夫だ。」
信じるしかなかった彼女は懸命にリハビリを頑張りました。
しかし、その甲斐もなく、足の痛みで 50mも歩けなくなってしまいました。
脊柱管狭窄症に特有の症状である間歇跛行の症状でした。
手術からわずか半年のことでした。
診察に行くと、医師にこう言われました。
「手術後に動きすぎたのが原因だよ。手術はうまくいっていたんだから。」
まるで自分の手柄を患者が奪ったと言わんばかりに
眉を吊り上げ、反論できない剣幕で言われた彼女は
無言で退散するしかありませんでした。
その病院に行けなくなった彼女は別の病院を探して受診しました。
「脊柱管狭窄症で足が痛みます。」
その病院の医師は、こう答えました。
「その状態で手術をしたあなたが悪かったし
手術後に動きすぎたあなたが悪かったんだよ。
どうしようもないし、どうしてもなんとかしたいなら
もう一度手術をするしかないね。」
もはや彼女に手術を選択する余地は残されていませんでした。
これは、当院を訪れた患者様の実話です。
しかし、実際に話を聞いてみると、
実に多くの患者様が同じような経験をされています。
✔︎ 手術は成功したんだからと怒られた
✔︎ 前の病院での処置が悪かった
✔︎ 病院によって言うことが違う
✔︎ 何を信じれば良いのかわからない
✔︎ 治療を受けているが、だんだん症状が悪化して行く
✔︎ どこに行ったら良いのかわからない
もしあなたが
脊柱管狭窄症で悩んでいるのなら…
少し調べて見てください。
腰部脊柱管狭窄症の診療ガイドライン
腰痛診療ガイドライン
この内容で、本当に治ると感じられますか?
保険診療の基準ともなっているガイドラインですが、
治療項目のほとんどが
「プラセボと有意な差はなかった。」
「効果があるという質の高いエビデンスはない」
と書かれています。
もしあなたがこの患者様と同じような経験をし、
少しでも思い当たる節があるのであれば
まだ間に合います。
福岡市西区の鍼灸院おるきにお問い合わせください。
自分の経験が役に立つならばと掲載を許可していただいた患者様の
思いを無駄にしないためにも、同じ病気で悩む患者様をお待ちしています。