脳梗塞、脳出血などの、脳卒中は以前まで日本人の死因の上位3位に入っていました。
現在は年度によって違いますが、悪性新生物(がん)、心血管障害、脳血管障害、老衰、肺炎が上位5位を占め、3位〜5位が年度ごとに入れ替わっている状態です。
現在は、脳卒中で死亡する割合は医療の進化とともにかなり減少しています。
しかし、脳卒中を発症する人が減ったかといえば実際はそうではなく、脳卒中になっても医療の進化により死ななくなったという方が正しいでしょう。
平均寿命から健康寿命を差し引いた年数が寝たきり寿命と言われています。
この年数は現在どんどん増えており、病院に通院していたり、入院していたり、介護が必要だったり。
そういった方々が年々増えているのが現実です。
予防をするのが1番ですので、生活習慣病予防のための対策が行われておりますが、個人の努力という部分が大きく、その対策はまだまだ有名とは言えないようです。
脳梗塞、脳出血などを発症してしまうと、処置が遅れた場合、麻痺が残ってしまうことがあります。
梗塞や出血が右脳にあれば左半身が、左脳にあれば右半身が麻痺します。
麻痺があった場合、入院中からリハビリが始まります。
昨今のニュースで、高齢者の医療費負担の増加や、市販薬と同じ薬効成分の処方薬が保険から外されることが検討され始めるなど、医療費の個人負担は年々増加していますが、脳梗塞のリハビリテーションにもその影響は来ています。
体に麻痺がある場合、以前は病院に通院するとリハビリを受けることができていましたが、現在は180日と期限が決まっています。
脳梗塞の後遺症があろうがなかろうが、その180日の間に身体の機能を完全に回復させなければ、保険で医療を受けることができなくなります。
そういった方を救うために、ここ数年、自費による脳梗塞患者さんのためのリハビリ施設も増えてきています。
リハビリが自費になった場合、同じぐらいの費用で病院でリハビリを受けるよりも、長い時間リハビリが受けられるのが強みです。
また、脳梗塞のリハビリは、発症してからリハビリスタートまでの時間ができるだけ短いほうが、回復の度合いが大きいと言われています。
病院でのリハビリを受けながら、自費でのリハビリを受けている方もいるようです。
NHKにも取り上げられ、医療の業界では注目されている新しいサービスです。
当院でも、そのような社会復帰を目指してリハビリを頑張っている方をサポートするために、脳梗塞リハビリステーション福岡さんと提携を結び、施術を行っています。
脳梗塞リハビリステーション福岡の情報は、こちらをご参照ください。
私も月曜日に施術を行っておりますので、福岡市、糸島市で脳梗塞を発症し、困っている方はご相談くださいね。