こんにちは!
福岡市西区今宿の鍼灸院おるき、院長の小野です。
3年前の股関節の治療の発表以来、M-Testの講習会で受講者の先生方に股関節の治療について聞かれることが多くなってきました。
『股関節の治療がM-Testでできるのか?』『鍼を股関節に刺すのが治療ではないのか?』
そういった声が中心ですが、M-Testはちゃんと股関節の疾患に対応することができます。
M-Testで股関節の治療行う最大の特徴は
○治療の前後で症状の改善度合いがわかる
○『今』の関節の最良の状態がわかる
○変形性股関節症、臼蓋形成不全、先天性股関節脱臼などの病名に関わらず治療ができる
にあります。
また、安全であることや、施術者と患者様双方が一緒に状態を把握でき、同じゴールに向かって治療を進めることができます。
股関節の痛みの原因
股関節の痛みの原因は、主に骨同士の衝突(インピンジメント)にあります。
関節には軟骨があり、その軟骨が緩衝材の役割を持っています。
この軟骨が何らかの原因で減ってくると痛みが骨同士がぶつかり、痛みが出てきます。
病院などで検査をすると、『関節の隙間が小さくなってきている。軟骨が減っていますね。』など言われるでしょう。
軟骨がなくなり、骨の形が変わってきている状態が変形性股関節症、股関節を作っている骨盤側の部位(臼蓋)の形成が未熟な場合が臼蓋形成不全、もっと臼蓋の形成が未熟で股関節が作られていなかったり、生まれつき股関節が脱臼状態になっているのが先天性股関節脱臼になります。
軟骨の減少は年齢のせい?
検査の後、『軟骨が減っているから加齢からくるものです。』と言われた人はよう注意です。これを聞いて、『年齢のせいだから仕方がない。』と諦めていませんか?
もし、諦めている人がいたら、周りの人と比べてみましょう。
あなたと同年齢で股関節の軟骨が減っている人が何割いるでしょうか?
年齢が原因だったら、遅かれ早かれ全員が痛くなるはずです。
でも、痛くない人もいますよね?
それに、当院で股関節の施術をした後は痛みが軽くなる人がいます。
年齢が原因だったら、この人たちは若返ったのでしょうか?
当然、そうではありません。若返ったわけでもなく、施術したことで急に軟骨が増えたわけでもありません。
登山家の三浦敬三さんは99歳でモンブランからスキーで滑降していますし、ちゃんと整えれば軟骨はいくつになっても保つことができるのです。
関節軟骨は再生する
今、軟骨がなくなってしまっている人も、諦めることはありません。実は、関節軟骨は再生することがわかっています。
そもそも、身体の細胞は3ヶ月で全部新しいものに入れ替わっています。骨も、筋肉も、軟骨も、全ての細胞が新陳代謝によって生まれ変わります。
しかし、股関節が痛い人で3ヶ月経っても痛みに変化がない、あるいは悪化していくという人がいますよね?
股関節が治る人と、治らない人では明確に違いがあります。
軟骨部分への負荷があるかないか
股関節に痛みがある人はインピンジメントがある場合が多いのですが、インピンジメントがある=軟骨部分が負荷を受けています。
周りの筋肉が硬くこわばり、関節に圧力がかかった状態で動いているので軟骨もすり減りやすくなります。
このインピンジメントを解消してあげることで、股関節の痛みは徐々に軽くなっていきます。
股関節の痛みを改善するには
当院は股関節を動かした際のインピンジメントの解消に重きを置いています。
インピンジメントを解消することで、施術直後からその日の痛みを最大限に抑えることができますし、その状態を維持することで痛みは徐々に軽くなります。
その状態を維持、向上させていくことで、関節軟骨自体も再生していきます。
しかし、これにはある程度の時間が必要です。
もともとインピンジメントを受ける状態であった股関節ですから、それまでに染み付いた悪い癖や生活習慣、筋肉の状態など悪化するには十分すぎる様々な要因があります。
それらを解消しつつ、股関節のインピンジメントが起こらない状態を保ち軟骨の再生を待つというのが主な治療です。
当院には、現在は4ヶ月目に突入する患者様がお二人と治療1ヶ月目の患者様がいます。
症状が軽い場合には最初の数回で痛みが取れ、可動域を徐々に増やしていくという段階に来ています。病院で『軟骨が完全になくなって股関節の隙間が全くゼロなので今すぐ手術をしましょう!』と勧められた患者様でも、当初の寝ていても痛みで目がさめるという状態から無理に歩きすぎると痛いが時間が経つとおさまるという状態に回復しています。
もし、股関節の痛み、変形性股関節症、臼蓋形成不全、先天性股関節脱臼などでお悩みの方がおりましたら、力になれるかもしれません。
1発で治すのは物理的に不可能ですが、良くするための道順は示すことができます。
福岡県福岡市西区今宿駅前の鍼灸院おるき
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