こんにちは。
福岡の鍼灸院おるき、スタッフの田辺です。
クモ膜下出血について
クモ膜下出血は、何らかの原因疾患によりクモ膜下腔にある脳表面の動脈が破裂することにより起こります。
原因として最も多いのは脳動脈瘤の破裂によるもので、80%以上、中高年女性に多く発症。
次に多いのが脳動静脈奇形で約10%を占め、若年男性に多く発症します。
その他では、もやもや病や外傷などが原因で発症することもあります。
クモ膜下出血が発症すると、バットで殴られたような突然の激しい頭痛を生じることが特徴的です。
また、吐き気、嘔吐、めまい、硬直などを伴います。
頭痛症状が激しくないこともあるので、“突然”起きたということが非常に重要なポイントです。
脳動脈瘤が破裂し出血量が多い場合は、脳が圧迫され意識障害を伴い、突然死の原因となり得ます。
治療が遅れると再出血や後遺症が残るリスクが高く、恐ろしい病気のひとつとされています。
脳動脈瘤破裂を止めるための外科的治療は2つ。
開頭して動脈瘤をクリップで挟んで止血する手術と、足の付け根から動脈にカテーテルを挿入し、動脈瘤内にプラチナコイルを詰める治療が行われます。
外科的治療が行われなかった場合には、保存的治療を行うこともあります。
脳ドックの普及により症状がない方でも未破裂動脈瘤を発見される機会が増えています。
血圧をコントロールすることも大切です。
適度な運動や禁煙、過度な飲酒、食事など生活習慣の改善は予防において重要です。
特徴的な前兆である「ある日突然始まった頭痛」「バットで殴られたような今までに経験したことのない頭痛」は、命に関わる場合もありますので、鎮痛剤で我慢せず早めに病院を受診されることをお勧めします。
福岡の鍼灸院おるき
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