こんにちは!
福岡の鍼灸院おるきの小野です。
昨日、大阪の尊敬する先生とLINEで議論を交わしておりましたが、久しぶりに有意義なやり取りをすることができたと今日はホクホクしております。
そんな今日は、慢性疼痛と鍼灸治療というお話をします。
慢性疼痛は3ヶ月を超えても続く、もしくは回復しても再発する、急性の組織損傷が回復しても1ヶ月を超えて続く、あるいは治癒に至らない病気の周辺症状として起きる疼痛のことです。
原因として、癌、関節炎、糖尿病、椎間板ヘルニア、靭帯損傷、神経障害性疼痛、線維筋痛症、慢性頭痛などが挙げられます。
結論から言うと原因別に治療するしかないのですが、最も大切なことは日常生活の質を高めるために早く痛みを改善してしまうことが望ましいです。
慢性疼痛の患者様は慢性疼痛以外に病名が付いていることが多く、例えば本日ご受診された患者様は脊柱菅狭窄症という病名が付いていました。
これが、精神科疾患や首の症状であれば安定剤や睡眠導入剤が処方されることが多いですし、神経障害性疼痛や腰痛であればプレガバリン(商品名リリカ)などの疼痛治療薬などが使用されます。
実際、当院に相談に来られる患者様の多くが何らかの安定剤かリリカを飲んでいた、もしくは内服中という患者様です。
鍼灸や整体、整骨院など治療院に通う患者さんも多いですが、数ヶ月通い続けているという患者さんの場合には他院に相談を考える時期かもしれません・・・評価ができていないというだけのことかもしれませんしね。
さて、鍼灸院に来るような患者様となると、当然安定剤やリリカで症状が改善せず治らなかったというご経験をされています。
我々鍼灸師は、このけっこう副作用も重いきついお薬でも効かなかった患者様に鍼1本で立ち向かわなければなりません。
こういうときは、病歴を丁寧に聞き、患者様のカウンセリングや受診歴、これまでに受けてきた治療を参考にします。
治っていないので、受けてきたことは参考とは言っても、行っても無駄な治療としてカルテに書き込むことになります。
慢性疼痛でなかなか治っていない方の場合、治すためのポイントと症状の部位が遠く離れていることが多く、そのための評価も難しくなっています。
しかし、正しく身体を評価し、治療とセルフケアが合わさると意外と早く改善することも少なくありません。
慢性疼痛でお悩みの方、慢性疼痛でお悩みの患者様を抱えている治療家さんもお気軽にご相談ください。
福岡の鍼灸院おるき
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脳梗塞リハビリステーション福岡
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