当院での脊柱管狭窄症の治療
当院での脊柱管狭窄症の治療は、まずは一緒に身体を動かすことから始めます。
一緒に身体を動かし、痛みや痺れが現れる動作を見つけます。ほとんどの方が何かしらの動きの異常が見つかりますが、見つからない場合でもわずかな関節の動きの違和感やインピンジメント(衝突)を探します。
これによって、どこの筋肉に負荷をかけた時に症状が出やすいのか、どの関節に負担がかかると症状が出やすいのかがわかります。
次に、身体の反射を利用して治療を行います。
痛いの痛いの飛んでいけの原理を利用しますが詳しくはM-Testの項目をご参照ください。
どの筋肉を緩めてあげれば症状が軽くなるかがわかればいよいよ治療です。
治療は身体の反応を見ながら、最初に見つけた動きで症状が出なくなるまで行います。
刺さない鍼を中心に、お灸による温熱刺激や頭鍼なども使用します。
ほとんどの方は治療によって一時的に症状の出ない身体が出来上がります。
一緒に院周辺を散歩したり、時間のある時には浜辺まで出かけて行ったりして間欠性跛行が出現するか、出現したとしても今までと比較してどうかなどをチェックしていきます。
治療が不十分と感じた場合には院に戻って施術を継続します。
治療終了後にはどこの筋肉や関節の柔軟性を高めれば症状が改善に向かうかがわかります。この筋肉や関節は日常生活の負荷などで動きにくくなっていたり凝り固まったりしています。治療で動きやすくなっていますが、徐々に元の凝った状態に戻ろうとします。
治療を繰り返したり当院が提案する自宅でのお手入れを繰り返していただくことで徐々にですが症状が出ない身体が出来上がっていきます。
どの程度症状が出ないかですが、坐骨神経痛を伴う脊柱管狭窄症で足が痺れて歩けなくなり手術まで行ったけれども症状が改善しなかった患者様がいらっしゃいましたが、施術でよくなり、今では毎日のようにスポーツジムにトレーニングに行かれている患者様もいます。
治療はこのような流れになりますが、ほとんどの方が施術直後から歩ける距離が増えたり症状の緩和が実感できています。
あとは、治療継続の根気ですね。ほぼ、元の状態より少し軽い程度にはぶり返しますので数回治療を繰り返す必要があります。
脊柱管狭窄症は一発で治る病気ではありません。しかし、根気よく治療を重ねることで確実に良くなっていく病気の一つです。
脊柱管狭窄症でお悩みの方は福岡市西区今宿の鍼灸院おるきにご相談ください。