めまいの鍼灸治療

めまいなど、自律神経系が関与していると考えられる病気に対して、鍼灸は有効な治療法となります。

が、まず大前提としては、命に関わる病気ではないことを確定させるために、病院には必ず受診するようにしてください。

命に関わるめまいではないことが確定していた場合、鍼灸治療を行い、症状の改善を目指すことは早く生活の質を取り戻すための有効な対処となる可能性があります。

さて、数あるめまいの中で一番多いものが良性発作性頭位めまい症です。

良性発作性頭位めまい症はその名の通り、頭を動かしたり、頭を特定の姿勢にすることでめまいが誘発されます。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。

ここからは良性発作性頭位めまい症に対する鍼灸治療について、私が脳外科や大学病院で施術していた経験をもとに改善方法について記載します。

良性発作性頭位めまい症と鍼灸治療①

良性発作性頭位めまい症患者の50%がデスクワーク従事者、かつ、頚部に負担のかかる姿勢や作業が多いということを考えると、首〜肩の緊張を改善させることがめまいの改善に役立つ可能性があります。

自宅で簡単に行える内容だと、レンジでチンするタイプのホットパックや耳の付け根のマッサージなどを行うと良いでしょう。

鍼灸治療は、首〜肩周囲の筋緊張の緩和、血流の改善などを促すことができます。

めまいに関与する前庭神経は姿勢保持筋の影響を大きく受けます。

首には姿勢を保持するための重要な筋肉が集まっており、これらの筋肉の血流を改善し、機能を回復させ、働きを改善させることでめまいが起きにくい身体を作ることができます。

良性発作性頭位めまい症とM-Test

当院で提供している鍼灸治療法であるM-Testは、良性発作性頭位めまい症と非常に相性が良い治療法です。

福岡大学で考案・研究・開発されたM-Testは、身体への動きの負荷を参考に治療を組み立てる鍼灸の診断・治療テクニックです。

『この動きで症状が出る人にはこの治療』という方法が確立しているため、特定の頭の動きでめまいが誘発される良性発作性頭位めまい症に対してかなり有用な方法です。

めまいの改善報告がある鍼灸治療法の中では有名な治療法と言えます。

M-Testで行う頚部の動きと自律神経の働きも密接な関与が報告されているため、めまいの改善に効果が期待できます。

M-Testでのめまい治療の面白いところは、電気のスイッチをon/offするようにめまいがon/offされるところです。

優しく触れることでめまいがoffになるツボを見つけ出すことで、めまいの出現を起きなくすることが可能です。

福岡・糸島でめまいに悩まれている方、病院に行ってもなかなか改善が見られないという方は、当院にご相談くださいね。

鍼灸院おるき
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鍼灸院おるき天神訪問所
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