脊柱菅狭窄症と痺れ
脊柱菅狭窄症の痺れは大きく分けて2種類です
こんにちは!
福岡の鍼灸院おるき、院長の小野です。
先日、わざわざ東京から脊柱菅狭窄症の患者様がご来院されました。
その方は脊柱菅狭窄症の診断を受けた後、お薬で経過を見ていましたが改善せず、リハビリをしばらく試した後に手術を選択された方です。
手術後も結果は芳しく無く、手術前に感じていた痛みが10段階中6ぐらいだったのが、10段階中8〜9ぐらいまで増えてしまい、病院では対処法がなくなってしまったために鍼灸院を探されていました。
脊柱菅狭窄症の原因(教科書的なもの)
腰部脊柱菅狭窄症は様々な原因で骨・関節・椎間板・靭帯などが肥厚し(またはすり減り)、神経が通る管(脊柱管)が狭くなってしまう病気です。
主な原因は加齢と言われています。
(ちなみにですが、小野はこの加齢という言葉が大嫌いです。加齢と言われてしまうと、「いい加減治らないから諦めなさい」って言われているように感じません?)
狭窄が起こる高さのレベルや部位によって症状が若干異なります。
また、痺れや痛みの感じ方によっては腰の付近で神経が圧迫されているのか、血管が圧迫されているのかがある程度推察できます。
正座をした後に足に感じるようなビリビリした痛みや痺れを感じる場合は血管性、触っても皮を一枚余分に被ったような鈍い感覚になっている場合は神経性の痺れであることが多いです。
脊柱菅狭窄症の原因(経験則)
さて、教科書に載るような内容を書いてきましたが、脊柱菅狭窄症の原因は加齢でしょうか?
周りの、自分よりもご高齢の方を見渡してみて、みんな脊柱菅狭窄症になっているでしょうか?
私の周りには脊柱菅狭窄症のご高齢の方はいないですし、当院の患者様も施術をしていての体感で8割ぐらい?は何とかなっている印象を受けます。
加齢のせいだったら鍼では改善できませんが、身体のお手入れが問題だったら鍼で何とかなります。
そして、多くがお手入れの問題なのでしょうね。
レントゲンやMRIでわかるのは、『腰が悪くなっているという結果』だけなので、腰が悪くなった原因はわかりません。
では、どの部分をお手入れしたら良いのかですが、最近多いのは内ももとお尻です。
内ももには内転筋や内旋筋が、お尻には外旋筋があります。
下半身と骨盤の運動連鎖を司り、足を捻ったり、骨盤の安定性や柔軟性を決めている筋肉が存在しています。
この部分が固くこわばっていたり、うまく使えなくなっていると骨盤の動きが悪くなり、腰を動かすたびに腰にストレスがかかるのだと考えています。
鍼灸院には検査機器がないために証明できないのがネックです。
しかし、今のところは手が届く範囲の方(院に来てくださった患者様)は守れるので、良しとしておかなければなりませんね。
腰部脊柱菅狭窄症の治療については、実はかの東大病院からも論文が出ています。
確か、リハビリVS薬物療法VS鍼灸
で大規模な調査が行われていました。
結果が知りたい患者様は、ご来院の際に聞いてください😊
福岡の鍼灸院おるき
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