お悩みの改善に必要な治療ステップ
こんにちは!
福岡市の鍼灸院おるきの小野です。
先日の記事で、いきなり手足の痺れが出て焦ったというお話をしました。
もしや脳梗塞!?とか考えたり、症状に悩まされる患者さんの不安がよくわかりました。
1.症状が出る状態を避ける
症状が出る状態ですが、これは病気の種類によって異なります。
今回の僕みたいに、神経の圧迫が原因で起こる神経痛や神経障害なら座っていると症状が出てきます。
座布団をひいたりして座り方を工夫したり、僕の場合だとトイレで本を読むのを辞めたら症状が改善していきます。
あとはスマホ首など特定の動作を行っていると症状が出てくる病気では、長時間スマホを触らないなど対策を取るのが良いです。
このように症状が出る動きを避けることも、病気の改善に役立つケースが多々あります。
人間の身体は全ての組織で細胞分裂が起こっています。
患部に負荷がかからない生活を送ることで組織は回復し、また症状が出ない状態で過ごすことも可能になります。
しかし、例えば難治性の腰痛で有名な脊柱菅狭窄症のように、症状を避けていては日常生活が送れなくなる場合もあります。
間欠跛行と呼ばれる典型的な症状がそれにあたります。
間欠跛行とは、歩いているとだんだん足が痺れてきたり、痛みが出て歩けなくなる状態のことをいいます。
立ち止まって前かがみで休んでいると痛みや痺れは改善し、歩けるようになるのですが、少しするとまた痛みや痺れが出てきます。
半月板損傷では膝の痛みにより階段や歩行が困難になります。
こういった日常生活に問題が出てくる病気の場合には、2.症状が出ないよう身体状態を改善させる必要が出てきます。
2.症状が出ないよう身体状態を改善させる
問題になっている患部がしっかりと改善する状態を作り出さなければ身体状態は改善しません。
そして、そのためには原因をどんどん追求していく必要があります。
例えば、脊柱菅狭窄症で当院にご来院される多くの患者さんが、「病院で『痛みの原因は腰の骨の隙間が狭くなっているから』と言われました。」という経験を持っています。
しかし、『腰の骨の隙間が狭くなった原因』にまで踏み込んで検査をしたり、説明を受けた患者さんはほぼいません。
この原因とは、例えば『骨盤が歪んでいるから』とか、『生まれつき』『経年劣化(歳のせい)』という都市伝説レベルの話ではありません。
その原因は一人ひとりで異なりますが、例えば脊柱菅狭窄症だとふくらはぎ、内もも、お尻〜外もも、お腹、背中、肩甲骨周辺、首筋、顎の筋肉、胸の筋肉、腕など色んな場所の筋肉の動作の不具合が腰椎の隙間を狭くする原因の負担になっていたりします。
そして、その動作の不具合の原因は日常生活に隠されています。
身体状態の改善には前回の記事でご紹介した再現性の確認がとても重要になります。
再現性の確認とはすなわち、症状が出る負荷の確認でもあります。
症状が再現できている時に身体が受けている負荷が、病気の原因や症状の原因になっています。
この負荷を問題なく受け流せる身体や、耐えられる身体を作っていくことが、2.症状が出ないよう身体状態を改善させるに繋がります。
とはいえ、この原因の追求に関しては我々治療家でも、とても丁寧に身体を観察して行って行かなくてはなりません。
ですので、信頼できる先生と一緒に考えてみてください。
日常生活に隠れている原因がはっきり見つかったら、それを改善させる手段は色々あります。
ストレッチ、マッサージ、治療家による施術、電気治療でも鍼治療でも整体でも大丈夫です。
ちゃんと本当の原因にアプローチできているかどうか。
それがとても重要です。
治療家と行う治療に加えて、ストレッチや体操などのセルフケアもおすすめです。
あなたのお悩みを改善させる方法は必ずあります。
一人で悩まず、専門家と一緒に身体の改善を目指してください。
福岡・糸島エリアで身体にお悩みがあるなら福岡市西区今宿の鍼灸院おるき
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院長 小野修司(ケア・ワークモデル研究会 M-Testインストラクター・マスター)
鍼灸の免許取得後、ハイレベルな知識と技術の研鑽のため福岡大学大学院で研究の傍らトレーナー活動に精力的に取り組む。また、市中の内科、脳外科で技術を磨き最終的に福岡大学病院東洋医学診療部で鍼灸師として初となる外来を担当。
その後、独立し鍼灸院おるきを開院。現在に至る。
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