こんにちは。
福岡の鍼灸院おるき、スタッフの田辺です。
前回のブログでは、大分県のト部俊郎さんを紹介させて頂きました。
「生きた魚を日本のどこでも安く食べてもらいたい」との思いから、針で魚の運動神経だけを麻痺させる方法を発明。
この技術をひとり占めにしようとはしなかった九州の偉人です。
今回は、「原志免太郎 博士」をご紹介します。
104歳まで現役医師として活躍し、108歳で亡くなった原志免太郎博士は、灸に関する論文で初めて医学博士を取得した医師として有名です。
「世のなかは必ず病気になるのだから、治すことではなく、病気にならないようにして、そして一生それを全うしたら、こんなよいことはない」とし、お灸の研究をしたそうです。
研究において、結核に感染したウサギに、お灸をすえることで免疫力の増加がみられることを発表。
「足三里」にお灸をすると細菌やウイルスと戦う白血球が増えて、免疫機能が適正化することが論文で確かめられています。
原志免太郎博士は、九州大学医学部で研究を行い、47歳で「灸に関する医学的研究」という医学博士の論文を作成。
その後「原内科病院:現在の医療法人原三信病院 香椎原病院」を開業。
50歳になると結核の療養所をつくり、食事と環境とお灸による結核の治療を始めます。
実際に結核患者にお灸をしたところ、治ってしまったことが記録に残されています。
原志免太郎博士も、毎日「足三里(あしさんり)」のツボへのお灸をかかさず、104才まで現役の医師として活躍されたそうです。
江戸中期の俳諧紀行『奥の細道』に、松尾芭蕉も養生の一環として「足三里」にお灸をすえて全国行脚していたと記されています。
戦国時代の武将たちもお灸をすえて戦に赴いたようです。
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