こんにちは!
福岡市西区今宿の鍼灸院おるきの小野です。
今日は糸島方面から五十肩で悩む女性が来院されました。
うちに来る患者様が五十肩の治療でかかったことがある治療院は、多い順に病院(整形外科)、整骨院、整体院、鍼灸院の順番かな?
まぁ、皆さん全然良くならないからセカンドオピニオンで来られるわけです。
五十肩の鍼灸治療で押さえるポイントはいくつかあります。
肩関節そのものの動き、上腕肩甲リズム、肩甲骨の動き、胸郭の動き、肘〜肩の連動性の低下などですね。
当院ではこれをM-Test、YNSA(山元式新頭針療法)®といった手法で改善していきます。
最近はYNSA®にはまっていて、いろんな研究をしています。
YNSA®で治療をしている先生で、この人は有名だから絶対に知らない先生はいないだろ・・・って先生が3人います。
まずは、創始者の山元敏勝先生。
鍼灸業界でもゴッドハンドと言われている医師・医学博士で、山元先生の名前を冠した病院が海外にあるほどです。
次に、加藤直哉先生。
東京の医師・医学博士で、YNSA®学会の副会長の先生です。
非常に面白い先生なので、是非お近くの方はかかられるのをおすすめします。
そして、冨田祥史先生。
鍼灸師で初めて山元先生に弟子入りし、YNSA®を世界に広めるために奮闘されています。
YNSA®のセミナーを中心に週1で各地に呼ばれ、治療家向けのセミナーを、多分日本で一番しているんじゃなかろうか・・・
とても忙しくしている先生です。
小野は、この冨田先生と共同でYNSA®とM-Testの研究をしていますが、五十肩の治療でなかなか面白い発見がありました。
YNSA®は頭皮に刺激を与えることで脳の神経線維の発火を促して中枢から末梢へアプローチできる方法です。
また、頭皮には筋紡錘と呼ばれる、刺激すると筋肉の緊張が落ちるポイントがあります。
この反射をYNSA®では活用して治療していくのですが、M-Testと組み合わせることで、どこの筋肉をどのように動かす時にはココ!というマッピングができて来たんですね。
これが非常に面白くて、冨田先生と盛り上がっています♪
例えば、肘の緊張が原因で痛みが出ている五十肩は額!とか、腰椎がうまく回旋していないせいで肩甲骨の可動域が低下している五十肩は頚のあるポイント!とかですね!
これが、以前、お互い僕はM-Test単体、冨田先生はYNSA単体で治療していた時よりもはるかに効率よく効きます。
(小野はM-Testのインストラクター・マスター、冨田先生はYNSA®の認定セラピストです。)
今日、糸島から来られた患者様も、水平まで上げたら痛かった腕が耳の横まで上がるようになりました♪
(小野は、こんな時ほど写真を撮り忘れる。)
しかし、それでもやっぱり、治らない五十肩も存在します。
五十肩の治療が得意で、五十肩しか診ないと言っている先生でも治せないと言われているのが凍結肩と呼ばれる症状。
可動域も狭くなっていて、代償動作もあり痛みでほとんど動かせません。
一応、手術の適応になります。
この凍結肩に関しては、先ほどの五十肩を専門にしている治療院の先生でも『凍結肩は治せない』って言っているので非常に難しい症状です。
当院でも色々とアプローチをして、数回がかりで痛みは取れる場合が多いんですが可動域は悪いまんま。痛みはないけれど動かないっていう状態になります。
また、そこから可動域を増やしていくためには、少し無理なストレッチで可動域を増やしていくので、多少の痛みを伴います。
痛みがなくなればそれで良いという方なら、ここで終了してもまぁ、生活の質は保てます。
ともあれ、発症直後やよっぽどほったらかしにしている人ではない限り、凍結肩になっていることはまれなので改善します。
五十肩や肩の痛みでYNSA®の不思議体験をしてみたい!っていう人は、福岡市の鍼灸院おるきにご相談くださいね!