股関節の痛みに効果的なサプリメントの摂り方|福岡市西区今宿駅の鍼灸院おるき

股関節の診療をしていて一番多く受ける質問が、

『サプリメントは効くんですか?』

といった質問です。

結論から言うと、サプリメントは保存療法の一種として非常に効果が期待できる治療法です。

しかし、日本ではあまり効果が認知されていません。

お薬などとの飲み合わせがあるサプリメントもあるため、
敬遠されることがあるようです。


股関節の痛みに有効なサプリメント

股関節の痛みに有効とされるサプリメントは
コンドロイチンやグルコサミン、アボカド大豆不鹸化物が有効です。


コンドロイチン

コンドロイチンは多糖類の一種です。正式にはコンドロイチン硫酸と言います。

関節軟骨や皮膚などのタンパク質に含まれる物質で、組織に弾性を持たせます。

加齢とともに徐々に体内から失われ、関節痛の原因になります。

コンドロイチンの消失に伴い関節軟骨が薄くなり、徐々に骨同士がぶつかるようになります。

コンドロイチンは目の水晶体や硝子体にも存在しており、目のピント調節機能に
関わっています。

老眼は目のコンドロイチンが減少することで起きると言えます。

老眼の方で、股関節や膝関節にも痛みがあるという方はコンドロイチンを試してみるのが良いのではないでしょうか?


グルコサミン

グルコサミンはアミノ酸の一種で、グルコースにアミノ基がついた形をしています。

ヘパリンやヒアルロン酸などのグルコサミノグリカンの構成成分として含まれています。

関節や皮膚などの柔軟性、保湿の役割を担っており、失われることで皮膚の老化や
関節の痛みを引き起こします。

軟骨が失われている方に対する軟骨の再生作用があり、変形性関節症の回復期の方にはグルコサミンが有効です。


アボカド大豆不鹸(けん)化物

アボカド・大豆不鹸(けん)化物。簡単に言うと、アボカドや大豆の油が主原料の
サプリメントです。

痛みの緩和や軟骨の再生にはプラセボとの比較で差がないことを指摘している論文も
ありますが、抗炎症作用があり、軟骨がダメージを受けるのを緩和したり
損傷のスピードを遅らせる役割があるようです。

アボカドや大豆をそのまま食べても、有効成分を抽出し凝縮したサプリメントを摂取する効果は得られないため、注意が必要です。


変形性股関節症の方のサプリメントの摂り方

以上を鑑みると、変形性股関節症の方のサプリメントの摂り方は
病期によって変わってくるようです。

重度の変形性股関節症の方は、関節軟骨の再生を促す必要があるため
ヒアルロン酸やグルコサミンなど、関節軟骨の再生に関わってくるサプリメント
を、
軟骨がある程度再生し、痛みを予防していきたいと考えている人は
コンドロイチンやアボカド大豆不鹸化物を摂ってみてはいかがでしょう。

当院では、関節の痛みの状態に合わせたサプリメントの摂り方や、軟骨部分への負担を減らすような施術、自宅でのお手入れ方法などを患者様に合わせて
指導しています。

変形性股関節症や股関節の痛みにお困りの方は、福岡市西区今宿の鍼灸院おるきにご相談ください。

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