こんにちは!福岡市の鍼灸院おるきの小野です。
小野がしっかりYNSAを学んで4年、ようやくYNSA学会への入会を果たしました!
ずっと治療としてはやってたんですけどね・・・つい、入会が遅れました。
YNSA(山元式新頭針療法)は宮崎県の麻酔科の医師である山元敏勝医師・医学博士によって考案された治療法。色々な症状の緩和に効果が期待されています。
脳神経に直接アプローチ出来る方法ということで、脳梗塞リハビリやパーキンソン病などの難病に対してもけっこうな治療が行われている方法です。
これまでは小野の治療にはM-Testという軸があり、この方法をより深く追求することで痛み疾患を中心に対処してきました。
これまでの治療では
腰痛
(椎間板ヘルニア、脊柱菅狭窄症、腰椎分離症、腰椎すべり症など)、
膝の痛み
(変形性膝関節症、半月板損傷による膝の痛み、オスグッド・シュラッター病など)、
股関節の痛み
(変形性股関節症、臼蓋形成不全、先天的に股関節が悪い、先天性股関節脱臼など)、
その他五十肩や頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、めまい、頭痛などに対処してきました。
しかし、YNSAを取り入れることによって治療の幅がかなり広がりました!
これまでに対応できなかった
麻痺
(脳梗塞後の麻痺、片麻痺、原因不明の麻痺など)、
難病
(パーキンソン病、多系統萎縮症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、後縦靭帯骨化症、黄色靱帯骨化症などの随伴症状など)
自律神経失調症
(めまい、動悸、息切れ、不眠症など)
にかなり対応できるようになったのではないかと思います。
もちろん、脳梗塞でダメになった脳が鍼を刺したからといって元に戻るということはありえません。
ですが、脳神経を直接刺激する鍼治療を行うことで、これまで使っていなかった領域での運動が可能になったり、わずかに残った脳神経で運動を行うことができるそうです。
他にも、頭皮に分布する筋紡錘を刺激することで筋緊張の緩和を促します。
この作用で、これまで得意だった腰痛、変形性関節症、五十肩などの痛み疾患の治療もパワーアップします!
YNSAは当院では現在、M-Testと一緒にデフォルトの治療で行っているので必要に応じて施術させていただきます。
受診のおすすめは
- 身体のどこかに痛みがある人
- 脳梗塞を発症した直後で、脳梗塞のリハビリを現在受けている人
- 脳梗塞を発症してしばらく経過し、脳梗塞のリハビリが終了したがもっと日常生活の向上を目指したい人
- パーキンソン病などの難病で、現在の生活レベルを出来る限り維持したい人
などです。
特に、脳梗塞を発症した直後は出来る限り早い段階で脳神経に直接刺激を与えることができるYNSAを行うことで、早期の回復が可能になったと報告されています。
リハビリに通院する前に当院にお立ち寄りいただき、YNSAを受けてリハビリに向かうことで、リハビリ効率は格段に向上するでしょう。
あとは、これまで通り痛み疾患の患者様。
かなり効率よく痛みに対処できるので、これまでに来ていただいていた患者様から「なんでもっと早くこれをしてくれなかったの?」と言われてしまうほどになりました。
鍼治療をすることで、壊死した脳細胞が生き返ったり、難病の状態から立ち直るということはありません。ですが、残された機能を最大限使って日常生活を向上させたり、社会復帰を目指したいという方には非常に大きな助けになるかと思います。
先ほど挙げた方法でお悩みの方は是非、ご相談くださいね。