股関節の痛み〜臼蓋形成不全〜|福岡市西区今宿の鍼灸院おるき

股関節の痛み〜臼蓋形成不全〜

股関節が痛い、と感じたときに病院などで臼蓋形成不全と診断されたという方はいませんか?
臼蓋形成不全とは超音波やX線(レントゲン)で診断される画像上の診断名で実は、臨床上は問題がないことが多く、実際には臼蓋が浅くレントゲンを撮れば臼蓋形成不全と診断される人でも何の問題もなく過ごしている人がほとんどです。
日本人では、成人男性の2%ほど、女性では2〜7%が臼蓋形成不全と言われています。

臼蓋形成不全の原因は、色々な説がありますが、乳児の頃の過ごし方に起因することが多いようです。
股関節は、はいはいをすることによって関節に負荷がかかり、その負荷で臼蓋が形成されます。
多くの方は、成長に伴いこの臼蓋形成不全が自然に改善しますが、この時に臼蓋のカップが浅い状態のまま生活していると、股関節を支える筋肉や靭帯に負荷がかかり、股関節の痛みに繋がる場合があります。

そして、病院にかかるとこの時に臼蓋形成不全が発覚するのです。

症状がなければ特に問題はありませんが、痛みなどがひどく日常生活に支障が出てくると、手術を勧められます。

手術は自分の骨盤の骨から骨を採取し臼蓋の荷重部にあたる関節に自家移植するという方法があります。

手術成績は30代以下の方で78% 30代以上で56%が機能改善が認められています。

これを多いと感じるか、少ないと感じるかは本人次第ですね。


臼蓋形成不全の方が股関節の痛みを放置すると

股関節の周りには様々な筋肉がついています。
背骨と骨盤や大腿骨をつなぐ腸腰筋、梨状筋や大腿方形筋などの骨盤と大腿骨をつなぐ深層筋、表層にある筋肉のハムストリングスや臀筋などがそれにあたります。臼蓋形成不全によって股関節のカップが浅い人はこれらの筋肉やその周りを支える靭帯に負担がかかりやすくなっています。

筋肉に強い負荷がかかったままにしておくと、筋肉のこわばりの原因となります。そのこわばりを放置しておくと関節が正常な動きではなくなり、股関節の痛みの原因や骨神経痛等の症状につながってしまいます。

腸腰筋

腸腰筋

股関節の深層筋

股関節の深層筋

臀筋とハムストリングス

臀筋とハムストリングス


股関節の痛みをセルフケアで改善する

冒頭でも述べた通り、臼蓋形成不全自体が臨床的に問題となるような症状はありません。しかし、困って病院に行ってる人は股関節の痛みがあるはずです。

股関節の痛みは、関連する筋肉の公欠や、その周囲を支える靭帯の疲労が原因で起こっています。

そのためまずはこれらの筋肉をリラックスさせてあげることが重要です。

細かい調整は、専門家じゃないと難しいと思いますので、1番簡単にできる股関節をリラックスさせる方法をお伝えします。

それは、貧乏ゆすりです。
椅子に腰かけ、股関節と膝を90度に曲げます。つま先をつけたまま踵を少し持ち上げるそのまま上下に小刻みに揺らしましょう。
余裕があれば、揺らしながら膝を左右に吸ってあげます。
そうすることで、股関節の周りについている筋肉や靭帯の緊張を少しずつ緩めることができます。また、股関節を小刻みに動かすことで、筋肉のポンプ作用によって血液を循環させることもできます。
血液を循環させることで、筋肉の革張りを早く緩めたり、ダメージを受けた軟骨を再生させることも可能です。

長い年月をかけて悪くなった股関節です。治癒には時間がかかりますので焦らず根気強く頑張ってください。

症状が重い場合は股関節治療のエキスパートの手を借りましょう。
まずは自分の状態を把握するため総合病院やペインクリニックなど整形外科の専門医に診察してもらってください。

ただし注意点が1つあります。

股関節に関する症状は、実はまだまだ歴史が浅い病気です。
そのため、治療法がすべての整形外科に浸透しているわけではありません。
場合によっては、痛みをしばらく我慢して、我慢できない位ひどくなったら手術をしましょうと勧められる場合もあります。
ちゃんと股関節の専門医を探して受診することをお勧めします。


私的見解

これまで10年以上股関節の痛みで悩んでいる患者さんを見てきました、が、臼蓋形成不全が原因で股関節の痛みに悩まされているという人のほとんどが、若い頃には痛みがなかった人たちです。そのため、臼蓋がうまく形成されていないということが、直接痛みにつながっているわけではありません。臼蓋形成不全そのものが痛みにつながっている場合、生まれつき臼蓋の形成が悪い人は、ずっと痛みがあったはずです。
関連する筋肉や靭帯をしっかり緩めることで痛みに負けない体を作りましょう。

福岡市や糸島市にお住いの方は福岡市西区今宿の鍼灸院おるきにお問い合わせください。

小野修司
鍼灸院おるき 院長
大学時代から様々な治療法を学んだ結果、M-Testという治療法にたどり着く。
医学博士である向野義人教授に弟子入りし、治療技術を磨く傍で研究活動を行い発表論文は海外誌などにも掲載。内科や脳外科での勤務を経て鍼灸師として初めて大学病院にスカウトされ東洋医学診療部で外来を担当。
その後、大学病院の治療技術を地域のスタンダードとすべく鍼灸院おるきを開院。
所属するケア・ワークモデル研究会ではインストラクター・マスターを最年少で取得しM-Testの普及に勤しんでいる。

治療のお問い合わせは
080-6457-6639
鍼灸院おるきまで

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