変形性股関節症の保存療法|福岡市西区今宿の鍼灸院おるきブログ

 


変形性股関節症の治療

変形性股関節症の治療は保存療法、手術療法の2種類があります。鍼灸治療も保存療法に属します。
ここでは、一般的に行われている保存療法の紹介と有用性について解説します。

当院での治療はこちら。

手術療法はこちら

保存療法

保存療法には患者教育、運動療法、温熱療法、薬物療法、
サプリメント療法、関節内注射などがあります。

患者教育では、股関節に負荷がかからないように生活指導したり
股関節の治療が可能な施設では股関節の状態を改善させるような
運動指導がなされます。

運動療法も含まれるため、並行して行われることが多いです。
運動療法プログラムは最適なものが見つかっていないとされているため
施設によってバラバラです。一番簡単にできるものは聞いたことがある人も
多いでしょうが『貧乏ゆすり』です。

貧乏ゆすりは効果がすぐに現れるものではないため他の短期的な効果
のある治療法と併用することをお勧めします。

温熱療法は短期的な痛みを改善させますが、長期的な効果は分かっていません。

薬物療法は非ステロイド性抗炎症薬やアセトアミノフェンなどの
鎮痛薬が用いられます。
しかし、『安全性と有用性を考慮すると推奨される投与法はない』
という質の高いエビデンスがあります。

これは簡単に言うと、『飲まない方が良い』と言うことですね。

世界リウマチ学会でも、鎮痛薬の服用は注意喚起がなされています。

もし、変形性股関節症でお悩みの方でお薬が出されている方は
注意されてくださいね。

お薬がダメならサプリメントです。
コンドロイチンやグルコサミン、アボカド大豆不鹸化物の研究は
たくさん行われており、変形性股関節症の疼痛緩和に有用であるという
報告がたくさんあります。

CMでもおなじみですよね。
当院でもサプリメントは推奨しています。

しかし、日本の医師はあまり使用を推奨していません。なぜでしょう?

まず一つ目に、医師がサプリメントを好んでいません。
サプリメントは病気の治療でも活躍できますが、健康な方でも
飲んだ方が良いと言われています。
保険は治療目的でなければ認められることが少ないため、
治療目的だけではなく、健康の維持のために飲むことがある
サプリメントは保険の対象になりにくいのです。
(鍼灸治療の保険適用もこの考え方からほとんどが適用外になっています。)

2つ目にサプリメントはモノによってはかなりの粗悪品もあります。
せっかくお金を払っているのに全く効果が期待できないという
サプリメントもあるため、効果の均一化が図れないのです。

サプリメントはただ摂れば良いというものではなく、品質や栄養内容が
大切です。品質や栄養量、体内での働き方をしっかり調べて摂るのが効果的です。

次に病院で良く行われているのが関節注射です。
股関節の痛みで通院している人はほとんどの方が打たれた経験があるのでは
ないでしょうか?
関節注射は短期的には疼痛緩和の効果が認められています。
一方で、関節内ヒアルロン酸注射は生理食塩水関節注射と効果に差がなく、
有用性に疑問を投げかけられているのが現状です。

実際には、
関節内ヒアルロン酸注射も生理食塩水関節注も双方が効いている
んですが、薬効という意味では効果がないとされているようです。
関節に液体を入れることで物理的な刺激が働くため関節に隙間ができ、
痛みの緩和につながっているのだと思います。

問題点として、保険適用では注射できる回数が限られていることや
長く治療を行える方法ではないということが挙げられます。

最後に我々が行なっている鍼灸治療です。
鍼灸治療は股関節の痛みに対する対処療法と考えられます。
施術直後は痛みの緩和に有用ですし、副作用がないため継続して
治療をすることができます。

治療で痛みを緩和することで関節面や関節軟骨への負担を減らすことが
できます。この状態を維持して生活することで運動療法の効果の底上げや
関節軟骨の再生を促すことができるようになります。

問題点としては、鍼灸の治療方法が多すぎるということが挙げられます。
鍼灸治療は流派によって施術内容が全く異なります。
そのため、先生によっては全く股関節のことがわかっていない先生や
とりあえず痛いところに鍼を刺して電気を流してみようという先生も
います。
鍼灸師の腕によって結果が左右されるため、効果の均一化が測れません。

ホームページなどを持っている先生は得意な疾患が何となくわかると思います。
かかりたい鍼灸院のホームページを良く読み、受診するようにしてください。

保存療法は効果的に行うことで関節軟骨の再生を促したり
疼痛緩和に効果があります。

 

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